Linux FoundationとIPA、OSS普及加速で相互協力協定を締結

 The Linux Foundationと独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2007年10月1日、オープンソースソフトウェア(OSS)普及促進を加速するための相互協力協定(MCA:Mutual Cooperation Agreement)を結んだと発表した。企業な官公庁などでのOSS採用の拡大を支援する。

 協定に基づいてき両者は、▽技術開発の推進▽標準化の推進▽法的課題の研究▽OSSに関する啓発活動――に協力して取り組む。第一弾として、10月30日に明治記念館(東京都港区)で開催する「IPAフォーラム2007」のカンファレンスを共同開催する。

 国内では、情報家電などの個人向け機器から、東京証券取引所や省庁の大規模システムまでLinux採用が進んでいる。また、政府が省庁関連のIT調達でオープン標準の採用を促す方針を決定するなど、OSS利用拡大の機運も高まっているという。【鴨沢 浅葱/Infostand】

The Linux Foundation
http://www.linux-foundation.jp/

独立行政法人情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/