米MS:XPの販売終了、5カ月先送り 顧客に配慮

 米Microsoftは9月27日(米国時間)、「Windows XP」の販売を終了する時期を、08年6月30日に延期(当初予定は1月30日)した。「Windows Vista」の不具合修正が一段落するまでXPを使いたいという声が強いため、方針転換を余儀なくされた。

 今年1月30日からVistaの販売を開始、1年後にXPの取り扱いを打ち切り、パソコンメーカーはXP搭載機の販売を終了する予定だった。しかし、需要が根強いため、メーカーなどが延長を働きかけたもようだ。

 特に企業は、Vistaが安定的になるを待って、XPを使い続けている。米DellはVista発売後、いったんXP機の販売を終了したが、顧客に押されて再開に追い込まれた。Microsoftは8月中旬、予定通り打ち切る方針を表明していたが、わずか1カ月で見直された。【南 優人/Infostand】

Microsoft
http://www.microsoft.com/