松下、「76cm動作落下」クリアのモバイルノートPC「Let'snote」冬モデル
全シリーズにHDDを衝撃緩衝材で包む独自構造や軽さと強度を両立したマグネシウムボディを採用し、「76cm動作落下」や「天面全体で100kgf加圧振動」などの実験にクリア。さらに「キーボード全面防滴」加工も施した。会見ではモデルの男性が動作中のノートPCの上を歩いたり、キーボードに水をかけるなどのデモンストレーションも行われた。
全モデルとも、OSにWindows Vista Business(Windows XP ダウングレード権含む)を採用、メインメモリは1GBを備え、HDD容量は80GB。IEEE802.11a/b/g準拠の無線LANや、SDHC対応のSDメモリカードスロットを装備する。全シリーズで統合ビジネスソフト「Office Personal 2007」が付属するモデルが選択できる。
「R7シリーズ」は、10.4型液晶を搭載する全シリーズ中最もコンパクトなノートPC。CPUはインテルの「Core 2 Duo 超低電圧版 U7500(1.06GHz)」。本体サイズは幅229×奥行き187×高さ42.5mm、重さは約940g。内蔵バッテリーで約7.5時間駆動する。
「W7シリーズ」は12.1型液晶を備え、DVD-Rなどに最大8倍速で書き込みができるDVDスーパーマルチドライブを内蔵するモデル。重さは約1249gで内蔵バッテリーで約10時間駆動を実現した。「T7シリーズ」は「W7シリーズ」と同じ大きさで、光学ドライブ非搭載のモデル。重さは約1179gで約10時間駆動する。
「Y7シリーズ」は14.1型液晶を備え、DVD-Rなどに最大4倍速で書き込みができるDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。CPUはインテルの「Core 2 Duo プロセッサー 低電圧版L7500(1.60GHz)」を搭載。重さは約1510g、内蔵バッテリーで約8時間駆動する。
価格はオープンで、実勢価格は「Office Personal 2007」なしのモデルで「R7シリーズ」が20万円前後、「W7シリーズ」25万円前後、「Y7シリーズ」22万円前後、「Y7シリーズ」27万円前後の見込み。「R7シリーズ」「T7シリーズ」「Y7シリーズ」は10月19日、「W7シリーズ」は11月16日から順次発売する。
このほか、直販サイト「マイレッツ倶楽部」でカスタマイズモデルを販売する。天板カラーやCPUやHDDなどが選択可能。カラーは冬向けの「ブラウンアンバー」「グリーンジェイド」を追加し、「R7シリーズ」「W7シリーズ」「T7シリーズ」は全11色、「Y7シリーズ」は全6色を用意する。
また、「マイレッツ倶楽部」限定で「Let’snote プレミアムエディション」として「R7シリーズ」の性能を強化した「レッツノートR7プレミアムエディション」を9月27日から予約開始し、10月26日に発売すると発表した。OSがWindows Vista Business搭載のモデルとXP Professional搭載の2モデルをラインアップする。カラーはジェットブラックのみ。
HDD容量は250GB、CPUはインテルの「Core 2 Duo 超低電圧版 U7600(1.20GHz)」。Windows Vista搭載モデルでは、OSやアプリケーションソフトの動作を高速化する「インテル ターボ・メモリー」を搭載する。メモリの増設や統合ビジネスソフト「Office Personal 2007」の有無がカスタマイズでき、価格で26万8000円から。
海外のノートPC市場について高木俊幸・ITプロダクツ事業部 事業部長は、「日本の市場は成熟しているが、海外では普及率が低く高い成長が期待できる」と述べた。製品を日・米・欧で製品の同時発売するほか、海外拠点を米・欧を軸に拡大し、2010年までに30%以上増加させる。また海外での販売目標について2010年には06年比で7.5倍の販売台数を目指すとした。
松下電器産業=http://panasonic.co.jp/
「Let’snote」=http://panasonic.jp/pc/
提供:BCN