オージス総研、米PalamidaのOSSライセンス管理ツールを国内販売

 オージス総研(本社:大阪市)は2007年9月13日、オープンソースソフト(OSS)のライセンス管理ツール「IP Amplifier」を国内販売すると発表した。製品内に含まれるOSSのソースコードとライセンスを自動検出して、正しく使われているかチェックできるという。

 IP Amplifierは、オープンソース知的財産管理ソリューションの米Palamidaが開発したライセンス管理ツールで、オージス総研が、Palamidaとの販売代理店契約を結んだ。

 14万超のOSSのソースコードとライセンスを独自にデータベース化して、調査対象のソースコードと比較する。これによってソフトウェアのなかにOSSのコードが含まれているか、またライセンスに従って利用されているかをチェック。自社システム・製品に含まれるOSSを正しく把握・管理し、知的財産権侵害リスクに対応できるとしている。

 価格は、プロフェッショナル版が年間300万円、エンタープライズ版が同500万円から(要見積)。エンタープライズ版は、OSS以外のコードのデータベースへの追加が可能で、同時チェックできるプロジェクト数の制限がない。

 企業システムのオープン系開発の普及などに伴ってOSSの利用が拡大し、気づかないうちにOSSをのコード利用しているケースも増えているという。同社は、まず、組み込み分野、次に基幹システム分野に向けて、売り込んでゆく計画。【鴨沢 浅葱/Infostand】

オージス総研
http://www.ogis-ri.jp/

米Palamida
http://www.palamida.com/