Windows Home Serverのリリース、8月27日に決定か?――MicrosoftのWebサイトには明記。取材には「ノーコメント」

 米国Microsoftは、家庭内ネットワーク向けサーバOS「Windows Home Server」のリリースを、8月27日に設定したもようだ。

 この事実は、Windowsをウォッチしているブロガーのロング・ジャン氏が、自身のブログ「istartedsomething」で報じたものである。

windowshomeserver.jpg
istartedsomething」によると、この情報が掲載されたのは8月17日だという(現在もSupport Lifecycleで確認できる)

 同ブログによると、Microsoftの製品サポート期間情報を提供するWebページ「Support Lifecycle」に、Windows Home Serverの「General Availability Date(一般使用可能日)」が、8月27日と記載されているという。

 Microsoftは7月16日、Windows Home Serverの開発が完了し、製造工程向けリリース(RTM:Release To Manufacturing)の段階に入ったことを発表している。

 すでにRTM版はHP、富士通・シーメンス・コンピューターズ、ゲートウェイ、アイオメガ、ラシー、メディオンなどのOEMベンダーに配布されている。

 ただし、いずれのベンダーも、Windows Home Serverを搭載した製品の発売日や価格については明らかにしていない。なお、Computerworld編集部がMicrosoftに価格と発売日についてコメントを求めたところ、回答は得られなかった。

 Microsoftは従来、製品のリリース日について、明言を避けている。ただし、Windows Home Serverについては先月、同社でシニア・プロダクト・マネジャーを務めるジョエル・サイダー氏が、「Windows Home Serverを搭載したハードウェアのリリースは、おそらく9月後半か10月初頭になる」とコメントしていた。

 また、今年1月に米国ラスベガスで開催された「2007 International CES」において、MicrosoftでWindowsサーバ・ソリューションズ担当ディレクターを務めるスティーブン・バンローケル氏は、「Windows Home Serverは、新学期(9月)ごろに出荷される予定だ」と述べている。

 Windows Home Serverは「Windows Server 2003」のコードをベースとした、家庭内での利用を想定したサーバである。ファイル/プリンタ共有をはじめ、自動バックアップ、ディスク/フォルダ/ファイルのリストア機能などが搭載されている。

(グレッグ・カイザー/Computerworld オンライン米国版)

米国Microsoft
http://www.microsoft.com/

提供:Computerworld.jp