アジルネットワークス、個人向けIP電話サービスに「Asterisk」を採用

 アジルネットワークス(本社:東京都港区)は2007年8月9日、個人向けIP電話サービス「アジルフォンPro」のベースシステムに、オープンソースのIP-PBX「Asterisk」を採用。機能強化した「アジルフォンPro 3.0」の提供を開始した。

 アジルフォンProは、当初はインターネットに詳しい個人ユーザーを主なターゲットにしていたが、ユーザー数増に伴って、家族利用や携帯電話との連携機能、FAX利用などの要望が寄せられるようになっていたという。

 このため、オープンソースで機能拡張が容易なAsteriskへの移行を決めた。なお、2006年12月から開始した法人向けIP-PBXのASPサービス「アジルフォンBiz」では既にAsteriskを採用している。

 アジルフォンPro 3.0では、自分の携帯電話や勤務先など最大3カ所までを同時呼び出せる「同時呼び出し機能」、留守電を指定メールアドレスに通知したり、録音データを送付できる「留守電メール機能」などを備え、高精度FAXにも対応した。また、ノキアの企業ユーザー向けスマートフォン「Nokia E61」にも対応している。

 初期費用1000円、月額利用料500円。通話料金はアジルフォン同士は無料、国内固定電話3分8.2円、携帯電話1分16.40円などとなっている。今後、家族・SOHO・小規模事業者向け機能などを充実させていく予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

アジルネットワークス
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