SAPジャパンとアドビ システムズ、SAP ERPの操作性向上と販売強化で協業

 SAPジャパン(ロバート・エンスリン社長)とアドビ システムズ(ギャレット・イルグ社長)は7月18日、SAP ERP(基幹業務システム)の操作性向上と日本での販売強化に向けて協業すると発表した。

 両社は、アドビが持つPDF技術をSAPのアプリケーションの入力画面として採用するためのソフト「SAP Interactive Forms by Adobe」を04年から共同で開発。エンタープライズサービス指向アーキテクチャ(エンタープライズSOA)を実現する基盤ソフトとなる「SAP NetWeaver」の一部のコンポーネントとして提供してきた。このソフトは、アドビのInteractive Formsの技術を使い、SAPアプリケーションの入力画面を使い慣れたPDF形式のフォームとして使うことで、ユーザーの操作性を大幅に高めることができる。

 両社は今回、協業の一環として「アドビ・コンピテンスセンター」を設立。アドビが「SAP Interactive Forms by Adobe」に関する技術情報の提供とトレーニングを実施することで、SAPジャパンのコンサルタントやパートナー企業のスキル育成を図る。また、両社の顧客やパートナー企業を対象としたセミナー・イベントに相互に協賛するなど、共同マーケティング活動も実施する。

SAPジャパン=http://www.sap.com/japan/
アドビ システムズ=http://www.adobe.com/jp/

提供:BCN