国別IT競争力:米国1位、日本2位 英社調査

 英エコノミスト・グループの調査部門、Economist Intelligence Unit(EIU)は7月11日(現地時間)、各国の情報技術(IT)産業の競争力を採点・格付けしたレポート「07年度IT産業競争力指標」を発表した。1位は米国で、日本が2位となった。

 調査対象は世界7ブロック64カ国。「総合的なビジネス環境」「ITインフラ」「人的資本」「法整備」「研究開発の環境」「政府によるIT開発支援」の6つの要素で評価し、100点満点で採点した。

 米国は77.4点、日本は72.7点を獲得してそれぞれ1、2位。また、3位の韓国(67.2点)、4位の英国(67.1点)を含む上位4カ国は、IT産業の労働生産性が他国より高いこともわかったという。

 また、新興BRICs諸国については、「インド(46位)と中国(49位)はこれまで、豊富な労働力や安い賃金が、ビジネス環境の弱点を埋め合わせて発展を維持した。だが今後、ロシア(48位)、ブラジル(43位)、マレーシア(36位)、ベトナム(61位)などからライバルが登場する可能性がある」と予想している。【高森 郁哉/Infostand】

EIU
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