世界ネット人口:1年で10%増の7億4700万人、印・露・中が急増

 米comScore Networksは6日(欧州時間)、世界のインターネット利用者が1月現在で7億4700万人に達し、1年間で10%増加したと発表した。とくにBRICs諸国のインド、ロシア、中国での増加が著しく、それぞれ3割から2割の成長率を記録した。

 15歳以上のネットユーザーを集計した調査で、ネットカフェや携帯電話からのアクセスは除外している。国別にみると、米国の1億5344万人(前年同期比2%増)が他を大きく引き離してトップ。2位以下は中国の8675万人(同20%増)、日本の5367万人(同4%増)、ドイツの3219万人(同3%増)、英国の3007万人(同1%増)の順だった。

 ユーザー数上位15カ国のなかで最も成長率が高いのはインドの33%(ユーザー数2110万人)。次が中国。以下、ロシアの21%(同1270万人)、メキシコの18%(1014万人)、ブラジルの16%(1496万人)の順。

 また、月間ネット利用時間(1ユーザーあたり)は、カナダ(39.6時間)イスラエル(37.4時間)、韓国(34時間)がトップ3で、「ブロードバンドが浸透している国ほど、ネット利用時間が長くなる傾向」という。

 同時にまとめた企業サイトの利用者数トップ3は、米Microsoft(月間ユニークビジター5億1030万人)、米グーグル(同5億240万人)、米ヤフー(同4億6780万人)だった。【高森 郁哉/Infostand】

comScore Networks
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