ネットワンシステムズ、トラフィック分析・セキュリティアプライアンス

 ネットワンシステムズ(澤田脩社長)は6月20日、米ARBOR Networks(アーバーネットワークス)社と日本国内向け販売代理店契約を結び、ARBOR製のトラフィック分析・セキュリティアプライアンス「PeakflowSP」の販売を開始したと発表した。

 ルーター・スイッチからのフロー情報を収集し、トラフィックの分析を行う、フロー・コレクターのアプライアンス製品。フローデータ以外にBGP/SNMP情報も収集することで、キャリアやISPはトラフィックの総合的な解析を行えるのが特徴。

 アプリケーション、パケット長、IPアドレスなどのフローに含まれる情報を元に、トラフィックの傾向を分析できる。BGPのルーティングテーブルを参照することでASごとのトラフィック傾向も把握でき、通信キャリア、ISPのピアリング分析、拡張計画の指標として利用できる。

 また、正常時のトラフィック傾向を装置内に蓄積・学習することで、異常なトラフィック発生時に自動的に検知し、アラーム発生を行う。さらにDDoSを検出、Worm、Botnetなどの特定アプリケーションの増大も通知する。

 価格は1239万3000円から。同社は、大規模SI事業者、コンテンツサービスプロバイダー、通信キャリア向けに初年度20システムの導入を目指す。

ネットワンシステムズ=http://www.netone.co.jp/

提供:BCN