「iPhone」調査:米国携帯ユーザー認知度は6割超、うち14%が「購入する」

 モバイル関連調査会社の米M:Metricsが6月15日(米国時間)発表した調査結果によると、米国の携帯電話ユーザーの3人のうち2人が米Appleの携帯電話「iPhone」を知っており、非常に認知度が高いことが分かった。このなかの14%が、購入意思が強いという。

 iPhoneは、液晶タッチパネルを採用したApple製のスマートフォンで、今月29日発売の予定。「iPhoneを知っている」携帯電話ユーザーは64%で、英国でも56%にのぼっていた。

 米国で、iPhoneを知っているユーザーのうち「購入に強い関心がある」は14%で、人口比で計算すると約1900万人に相当する。iPhoneは米AT&Tが5年間の独占販売契約を結んでいるが、購入意思の強い人の67%は、AT&T以外の携帯電話を利用しており、乗り換えを促すことになるとみられる。

 英国では、iPhoneの発売時期や価格、携帯電話事業者は決まっていないが、知っている人の28%が強い購入意思を持っているという。M:Metricsは「英国ではスマートフォンが米国の2倍普及しているため」と分析している。【高森 郁哉/Infostand】

M:Metrics
http://www.mmetrics.com/