日本クアンタム、保存コストを削減できるデータ管理ソフト

 日本クアンタム ストレージ(桑畑俊一代表取締役)は6月12日、データ管理ソフト「StorNext 3.0」を日本で発売した。

 高性能で柔軟性のあるデータ共有をLAN上のサーバーに提供し、データ・デデュープ・テクノロジーとの統合によってデータ保存コストを削減。また、システムがオンラインの状態でも、ストレージ容量を拡張したり、ストレージ・デバイスを交換できる。

 新機能のDistributed LAN Clientにより、LAN上のアプリケーションからストレージの共有プールに対し、従来のネットワーク共有方法より高速で柔軟なアクセスが可能になる。LAN Clientでは、クラスタ環境でのゲートウェイのアクセス方法と、パフォーマンスを最適化した通信プロトコルの使用により、データ共有を強化。負荷分散や透過的なI/Oフェイルオーバーなどのエンタープライズ機能も提供する。

 Data Reduction Storageは、ユーザーのデータ容量をセーブするために、データ・デデュープ機能に特化したディスクの階層。データの保存に必要な容量が少なくなり、リカバリー・ディスク上により多くのデータを長期間保存できるため、ストレージ容量に対するコストが削減される。

 また、Dynamic Resource Allocationによりオンラインでのサービス・オペレーションが可能になり、システムの中断が回避される。この機能で、ハードウェアのアップグレード中にストレージ容量を新しく追加したり、透過的にディスクアレイを交換するなど、システムがアクティブの間でもストレージを拡張できる。

日本クアンタム ストレージ=http://www.quantum.co.jp/
「StorNext」=http://www.quantum.co.jp/product_info/software/stornext/index.htm

提供:BCN