日本クアンタム、バックアップを強化するアプライアンス、大容量210TBで

 日本クアンタム ストレージ(日本クアンタム、桑畑俊一代表取締役)は、大容量のバックアップが行えるアプライアンス「DXiシリーズ」を発売した。容量210TBの「DXi3500」と540TBの「DXi5500」の2製品を揃える。

 「DXiシリーズ」は、米クアンタムコーポレーション(クアンタム)で初めてデータ・デデュープ機能とレプリケーション機能を搭載した製品。重複したデータを保存しないことで、従来のおよそ10倍から50倍以上のバックアップ・データをディスクに保存できる。数か月分のデータを保存できるので、コストの効率化が図れる。

 データ・デデュープ機能によって、データセンターやリモートオフィスなど、分散したサイト間のシステム障害管理向けのツールとして、バックアップ・データをWANベースの遠隔操作で複製することが可能。このほか、クアンタムならではの高速データ圧縮や非同期レプリケーション、インターフェイスの選択、監視・アラート・診断などの組み込みツールの機能も搭載する。

 また、同シリーズは250GBから11TBまでのデータ・セット向けに、データ保護機能を拡張できる幅広い容量を提供する。これらのアプライアンスは、通常のデータと標準的なバックアップ方法を想定した場合、最大216TBの保持容量を提供できる(平均デデュープ比20対1)。さらに、他のデータ圧縮製品に比べて、同じデータ量を半分の時間で保護できる。

 バックアップ・ソフトウェアに対しては、Fibre Channel/iSCSI接続を備えたネットワーク接続ストレージ(CIFS/NFS)、または仮想テープライブラリとして機能する。同シリーズがいずれの機能を使用している場合でも、主要なバックアップアプリケーションとは完全な互換性があるため、既存のバックアップ方法またはインフラを変更する必要はない。

日本クアンタム ストレージ=http://www.quantum.co.jp/
「DXi3500」=http://www.quantum.co.jp/product_info/disk_based_backup/dxi3500/
「DXi5500」=http://www.quantum.co.jp/product_info/disk_based_backup/dxi5500/

提供:BCN