Apple:最新ノートでLEDを採用 環境保護アピール

 米Appleは6月5日(米国時間)、ノートパソコンの「MacBook Pro」シリーズの最新機種を発売した。米Intelが5月から出荷した最新プロセッサーを採用。同社としては初めて、液晶ディスプレーのバックライトに発光ダイオード(LED)を使い、環境に配慮したのも特徴だ。

 従来のバックライトは微量の水銀が含まれ、廃棄時の悪影響が懸念されている。特にAppleには「環境対策が遅れている」との批判が高まっていた。スティーブ・ジョブズCEOは最近、異例の声明を発表し、水銀全廃を目指すことを表明していた。

 発売したのは15インチ型と17インチ型の計3機種。Intel Core 2 Duoの2.2GHz版または2.4GHz版(従来機は2.16GHzまたは2.33GHz)を搭載した。従来機はグラフィック・プロセッサーがATI製だったが、米NVIDIAの「GeForce 8600M GT」にグレードアップされた。

 次世代無線LANの「802.11n」(草案段階)に対応し、従来(802.11g)の最大5倍の速度で通信できるのも特徴。搭載できるメモリーの上限も3GBから4GBに引き上げられた。価格は1999~2799ドル(日本では25万9800円~35万9800円)。【南 優人/Infostand】

MacBook Pro
http://www.apple.com/jp/macbookpro/

ジョブズCEOの声明
http://www.apple.com/hotnews/agreenerapple/