米Dell:フラッシュ内蔵ノートに参入 ソニーに追随
米Dellは4月24日(米国時間)、ノート型パソコンで、ハードディスク(HDD)の代わりに32GBのフラッシュメモリーを搭載した機種を発売した。ソニーや韓国のサムスン電子が、同様の製品を昨年から販売しているが、世界シェア2位のDellが参入したことで、普及が早まりそうだ。
フラッシュを搭載するのは「Latitude」シリーズのうち「D420」と、堅牢型の「D620 ATG」。通常はHDDを搭載して販売しているが、購入時に希望すればフラッシュに変更できる。いずれはLatitudeの全機種で選択可能にする予定で、フラッシュ内蔵機を積極的に販売する。
フラッシュは、デジタルカメラなどのメモリーカードとして利用されるのが中心だったが、小型・大容量化してHDDの代わりを果たせるようになった。HDDより起動が速く、衝撃に強い一方で騒音が少ないのが長所。社内試験では、従来の2倍の衝撃に耐え、起動にかかる時間が最大34%短縮されたという。
「D420」の価格は、30GBのHDD搭載の場合で1199ドル、フラッシュに変更すると549ドルの追加料金が必要になる。フラッシュは米SanDiskの1.8インチ型を採用した。【南 優人/Infostand】
D420
http://www.dell.com/content/products/features.aspx/latit_d420