「日本LDAPユーザ会」 4月発足

 ディレクトリサービス「LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)」の日本における情報交換や普及促進を目的とした団体「日本LDAPユーザ会」が2007年4月1日付で設立される。同設立準備委員会が、運営スタッフの募集やWebサイトやメーリングリストの整備などの準備を進めている。

 LDAPは、ITU-T勧告X.500をベースに開発されたディレクトリサービス。これまで大企業向け用途が中心だったが、個人情報保護法の浸透や、日本版SOX法の施行を控えてユーザー認証基盤として中小企業や官公庁、大学などに急速に普及し始めている。

 また、オープンソースのLDAP実装「OpenLDAP」の普及で、LinuxやWindows上で利用するユーザーが急増していることから、業務やコミュニティでLDAPに関わる有志が会の設立を決めたという。発起人代表は、オープンソース・ソリューション・テクノロジ代表取締役チーフアーキテクトの小田切耕司氏。

 3月16日~17日、「オープンソースカンファレンス2007 Tokyo/Spring」(同実行委員会主催、会場:日本電子専門学校)で、設立セミナーを開き、設立主旨の説明や初心者向けLDAP概要解説などを行う。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本LDAPユーザ会
http://www.ldap-jp.org/

オープンソースカンファレンス2007 Tokyo/Spring
http://www.ospn.jp/osc2007-spring/