日立ソフト、開発・テスト環境を貸し出す「Secure Online」サービス

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト、小野功執行役社長)は1月12日、情報システムの運用や管理に関するサービス「Secure Online(セキュアオンライン)」を1月22日から開始すると発表した。

 第1弾として、システムの開発・テスト環境を貸し出すサービス「Secure Online 統制IT基盤提供サービス」を販売する。WindowsやLinuxなど複数のOSが稼動できる「仮想マシン」と呼ぶサーバー、OS、ミドルウェア、ツールで構成する開発基盤の提供と運用を行う。1か月単位で利用できるのが特徴。

 契約締結後3営業日から開発基盤を提供でき、ピーク時に合わせた構成変更も3営業日で対応する。開発基盤はISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)に準拠したデータセンターで運用しており、データの保全やセキュリティ対策などの運用統制もできる。

 9種類のサービスメニューを用意し、1月22日からは「専用仮想マシン提供サービス」「OS提供サービス」「ミドルウェア提供サービス」「ネットワーク接続サービス」を開始する。

 また、4月1日からは「仮想マシンリソース拡張サービス」「お客様環境保管サービス」「各種ツール提供サービス」「開発クライアント集約サービス」「開発手法コンサルティングサービス」の提供を始める。

 料金は「専用仮想マシン提供サービス」「OS提供サービス」「ミドルウェア提供サービス」のデータベース利用で税別1か月7万円から。日立ソフトではサービス開始後3年で10億円の売り上げを見込む。

日立ソフトウェアエンジニアリング=http://hitachisoft.jp/

提供:BCN