日本IBMとIBCS、RFIDシステム構築支援で「バリューネットセンター」新設

　日本IBM（大歳卓麻社長）とIBMビジネスコンサルティングサービス（IBCS、椎木茂社長）は9月11日、無線ICタグ（RFID）とネットワーク技術を活用したシステム構築を支援する「バリューネットセンター」を新設すると発表した。

　両社では、RFIDとネットワークの広範囲な活用で実現する新しい情報基盤を「バリューネット」と定義し、世界標準のRFID技術とネットワーク技術を組み合わせて、企業の枠を超えた次世代のSCM（サプライチェーン・マネジメント）とCRM（カストマー・リレーションシップ・マネジメント）の構築、ERP（統合業務パッケージ）との連携などを同センターで支援する。これにより、製造から物流・販売・修理、廃棄までのライフサイクル全般にわたったトレーサビリティーによる企業活動の効率化、顧客満足度の向上を目指す。

　「バリューネットセンター」では、コンサルティングからシステム導入まで、総合的なサービスを提供。具体的には、RFIDシステムに必要なミドルウェア、RFIDリーダーやプリンタなどの関連機器、業務共通ソリューションとサービスをパッケージした「RFIDスターターパックサービス」や、RFID導入支援・技術検証サービス、バリューネット構築支援サービスなどを提供する。

日本IBM＝http://www.ibm.com/jp/
IBMビジネスコンサルティングサービス＝http://www.ibm.com/jp/services/businessconsulting/

提供：BCN