欧州ソフトウェア特許を巡る狂騒

欧州議会に於て、ソフトウェアを特許の対象にしようとする試みが大差で退けられた。フリー(自由な)ソフトウェアにとっても、オープンソース・ソフトウェアにとっても喜ばしいことである。しかし、なにぶんヨーロッパから遠く離れた国に住む私たちにとっては、ようするに何がどうなって今回の否決につながったのか、あるいはそもそも何を否決してそれがどういう意味を持つのかが今一つ分りにくい。そこで、今回の一連の経緯とその歴史的背景を、今回の一連の動きで大きな役割を演じたFFIIの情報を元に簡単にまとめてみた。