Cryptmountでファイルシステムとスワップ空間を保護する
Cryptmount を使えば、ファイルシステムとスワップ空間の両方を暗号化できる。暗号化されたファイルシステムは、通常のファイルシステムと同じように(たとえば「/dev/sda2」を使って)ブロックデバイスに格納できるほか、別のファイルシステムに属する普通のファイル内に格納することもできる。後者の方法が特に役立つのは、パーティションテーブルを変更したりLVM(Logical Volume Manager)を使ったりせずに暗号化されたファイルシステムを扱いたい場合だ。Cryptmountではスワップ空間も暗号化できるので、暗号化されたファイルシステムに含まれる情報のセキュリティが、プロセスをハードディスクにスワップアウトするLinuxカーネルによって不用意に損なわれることもない。