「Unicode 15」リリース、合計の文字数は15万点近くに

 The Unicode Consortiumは9月13日、最新の文字コード標準「Unicode 15(Unicode Standard, Version 15.0)」を発表した。中国語・日本語・韓国語(CJK)の表意文字、絵文字など4489の新しい文字が加わり、合計の文字数は14万9186となった。

 Unicodeは世界の言語への対応を目指す文字コード標準。同じく文字コードの業界規格であるISO/IEC 10646と協調して策定されている。Unicode 15は2021年9月に公開されたUnicode 14に続くもの。中核の仕様、ドキュメント、データファイルを公開した。

 新たに加わった4489文字のうち、4193文字はCJK表意文字。また、インドなどで話されるムンダリ語表記に使うスクリプトNag Mundariなど、2種のスクリプトが加わり、スクリプトの合計は161になった。

 絵文字は新たに20が加わった。その中にはショックや振動/揺れの状態にある顔文字、ピンク/水色/グレーの3色のハート、左右それぞれの方向に手を押すものなどがある。動物はドンキー、ムース、クラゲなどが登場し、植物ではヒヤシンスが、食べ物は生姜なども加わった。シンボルでは、無線を表すマークなどが加わっている。

The Unicode Consortium
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