インプロセスのOLAP「DuckDB 0.5」が公開
高性能のOLAPデータベース「DuckDB」開発チームは9月5日、最新のプレビューリリースとなる「DuckDB 0.5」(開発コード”Pulchellus”)を公開した。
DuckDBはインプロセスのSQL OLAPデータベースマネジメントシステム。オランダの国立数学情報科学研究所のリサーチから誕生したプロジェクトで、2019年に最初のリリースが公開された。ホストプロセスに組み込まれており、DBMSサーバーソフトウェアのインストールなどは不要。リッチなSQL方言を持つ。C++で作成されており、Python、R、JavaなどのAPIを有する。特徴とする速度では、列指向のベクトル化されたエンジン、アナリティクス最適化、並列クエリ処理などの機能を備える。
最新のプレビュー版では、Out-of-Core Hash Joinとして、インメモリよりも大きなデータのJOINを可能にするメカニズムが加わった。PhysicalHashJoinで利用でき、ランタイムで動的にトリガーできる。このほか、複数の細かな強化が加わっている。
DuckDB 0.5はプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはMIT License。
DuckDB
https://duckdb.org