「Django 4.1」公開、非同期HTTPハンドラが追加

 PythonベースのWebフレームワーク「Django」の開発チームは8月3日、最新版となる「Django 4.1」を公開した。

 DjangoはPythonベースのWebアプリケーションフレームワーク。生産性、拡張性、安全性などを特徴とし、少ないコードで迅速にアプリケーションを構築できる。Django 4.1は2021年末に公開されたバージョン4系の最新安定版。PythonはPython 3.8、Python 3.9、Python 3.10の各最新版を公式にサポートする。ORMのQuerySetに非同期インターフェイスが加わった。sync_to_async()でORMオペレーションをマッピングすることなく非同期コードを作成できる。また、Viewのサブクラスで非同期のHTTPメソッドハンドラを定義できるようになった。Meta.constraintsオプションで定義されたCheck、unique、exclusionの制約が、モデルの検証で確認されるようになった。

 このほか、テスト、テンプレートなどでも多数の細かな機能が加わった。合わせて、データベースバックエンドAPIなど後方互換性のない変更も加わっている。PostgreSQL 10、MariaDB 10.2のサポートも削除となった。Django 4.1はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Django
https://www.djangoproject.com