「Electron v20」が公開

 クロスプラットフォームのアプリケーション開発フレームワーク「Electron」開発チームは8月2日、最新のメジャーリリースとなる「Electron v20.0.0」を公開した。

 ElectronはGitHubが開発が開発するクロスプラットフォームのアプリケーション開発フレームワーク。JavaScript、HTML、CSSなどを使って、Mac、Windows、Linuxで動くアプリケーションを構築できる。プロジェクトはOpenJS Foundationによりメンテナンスされている。Electron v20は5月に公開されたバージョン19に続く最新のメジャーリリース。Chromium 104、V( 10.4、Node.js 16.15.0にそれぞれアップグレードした。

 新機能として、Windows向けで没入型ダークモードが加わった。Windowsコントロールオーバーレイボタンが新しくなり、Windows 11上でさらにネイティブのように感じるルック&フィールとなった。パネルのような挙動をサポートし、フルスクリーンにしたアプリ上でウインドウを浮かべるように表示できるようになった。

 Rendererプロセスがデフォルトでサンドボックス化された。nodeIntegration: trueまたはsandbox: falseと特定されていない場合は、Chromeのサンドボックス機能を使用する。nanでネイティブモジュールをビルド時、セーフガードが加わった。Chrome v13の変更に合わせてV8のサンドボックス化ポインタが有効になるなど、後方互換性を損なうAPI変更も加わっている。

Electron
https://www.electronjs.org