オープンソースのモニタリングソフト「Zabbix 6.2」が公開

 オープンソースのITインフラモニタリングツール「Zabbix」開発チームは7月4日、最新安定版「Zabbix 6.2.0」を公開した。

 Zabbixはネットワーク、サーバー、アプリケーションなどの監視を行うためのモニタリングソフト。GPLv2で公開されている。メトリクスの収集、問題の検出とアラート、データの可視化などの機能を持ち、拡張性、クラウドとオンプレに実装できる柔軟性などの特徴を備える。   Zabbix 6.2は2月に公開された6系の最新版。関連性のない問題を抑制できるようになった。特定の時間まで抑制したり、抑制を手動で変更するまで無期限に抑制するなどの調整ができる。

 秘密情報を外部に保存できるsecret Storage機能で、HashiCorpに加えてCyberArk vaultが加わった。 Zabbix AWS EC2テンプレートでAWS EC2インスタンスとAWS EBSボリュームのサポートが加わった。AWS EC2 CPU、ネットワーク、ディスク、ステータスなどのメトリクスをモニタリングできるようになった。Zabbixプロキシ設定をZabbixフロントエンドから操作できるようになった。このほか、細かな機能が多数加わっている。

Zabbix
https://www.zabbix.com/