「Firefox 102」が公開

 Mozillaは6月28日、オープンソースのWebブラウザの最新版「Firefox 102.0」を公開した。ダウンロード時にダウンロードパネル表示の無効化などが加わった小規模なリリースとなる。

 Firefox 102は5月末に公開されたバージョン101に続く最新版。最新版は企業向けの延長サポート版であるExtended Support Release(ESR)でもあり、これによりFirefox 91 ESRのサポートは終了となった。

 ダウンロード時に自動でダウンロードパネルが開くが、最新版ではこれを無効化できるようになった。ダウンロードパネルの自動表示は、バージョン98でのダウンロード処理方法の変更により、ダウンロードの都度開くようになっていた。オーディオデコードのプロセスを隔離し、より強固なサンドボックスをもつプロセスで処理するようになった。厳格強化型トラッキング防止(ETP;Enhanced Tracking Protection)では、クエリパラメーター追跡を緩和するようになった。Picture-in-Picture(PiP)では、字幕とキャプションがDailymotion、Disney+ Hotstar、SonyLIV、HBO Max、Tubiなどで利用できるようになった。

 開発者向けではStyle Editorタブでスタイルシートをフィルタリングできるようになった。Stream APIのインターフェースで、返還可能なデータを表すTransformStreamのサポートが加わった。

Firefox
https://www.mozilla.org/ja/firefox/