「Angular 14」が公開

 Webアプリケーションフレームワーク「Angular」開発チームは6月3日、最新のメジャーリリースとなる「Angular v14」を公開した。

 Angularは、TypeScriptベースのアプリケーション開発フレームワーク。Googleが開発してオープンソースとして公開している。Webアプリケーション、モバイル(Webとネイティブ)、デスクトップなどに向けてアプリケーションを開発できる。Web Workers、サーバーサイドレンダリングなど高速さのための機能を備え、さまざまな統合開発環境(IDE)とエディタで利用できる。Angular 14は、2021年12月に公開された「Angular 13」に続く最新版。TypeScriptはバージョン4.7をサポートし、デフォルトでES2020をターゲットとするようになった。

 Typed Formsを導入した。Angular Reactive Formsパッケージ向けに厳格な型付けを実装、フォームコントロール、グループ、アレイ内の値がタイプセーフとなった。コンパイラにExtended Diagnosticsとして、よくあるエラーを検出して開発者に警告を出す機能を導入した。現時点では、invalidBananaInBoxとnullishCoalescingNotNullableをサポートしている。

 Angulerアプリケーションをシンプルに構築できるスタンダロンコンポーネントを、開発プレビューとして導入した。ディレクティブ、パイプなどと一緒に使うことで、NgModuleを使うことなく編集できるという。開発者が高品質なアプリを構築できるための機能として、コードエディタへのルーーティングなどの機能をビルドインした。このほか多数の細かな機能が加わっている。

Angular
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