「Flutter 3」がリリース、macOSとLinuxデスクトップアプリ開発をサポート

 Google(米Alphabet)は5月12日、UIツールキットの最新メジャーリリースとなる「Flutter 3」公開を発表した。

 FlutterはネイティブコンパイルされたアプリケーションとUI構築ツールキット。単一のコードベースから、モバイル(iOS、Android)、Web、デスクトップ、組み込みデバイスなどに向けてアプリケーションを作成できる。Googleによると、Flutterを使って構築されたアプリは、50万以上を数えるという。

 Flatter 3は2021年に公開されたFlatter 2系に続く最新のメジャーリリース。Googleの開発者イベント「Google I/O 2022」に合わせて公開された。最大の特徴は、macOSおよびLinuxアプリケーションのサポートが加わったこと。これまでモバイル、Webをサポートし、デスクトップでは2.10でWindowsアプリケーションのサポートが加わった。今回のmacOSとLinuxサポートにより、モバイル中心からマルチプラットフォームフレームワークに向けたロードマップが完成したとしている。

 macOSでは、Universal Binaryを使って、IntelとApple Siliconの両方をサポートした。Linuxでは、英Canonicalとの協業を通じてツールを統合した開発オプションを実現したという。性能、Material Youのサポートなども強化した。Apple Siliconでは開発でもネイティブ対応した。DartのApple Siliconサポートを活用したもので、M1を搭載したデバイスで高速に開発できるとしている。Material Design 3対応はほぼ完成レベルとしており、開発者はクロスプラットフォームの適応性の高井デザインシステムを利用できるという。Googleのアプリ構築バックエンドであるFirebaseでのFlutter統合も進め、Firebaseのコア部分での統合がフル対応となった。

 最新版では、ゲーム開発のキット「Casual Games Toolkit」も導入した。広告のクレジットとクラウドサービス、テンプレート、ベストプラクティスなどを集めたスターターキットで、Flutterのハードウェアアクセラレーショングラフィックのサポートを活用してカジュアルゲームを開発する開発者向けとしている。このほか、多数の機能強化が加わっている。

Flutter
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