「Node.js 18」が公開、フェッチAPIが有効化
The Node.js Projectは4月19日、JavaScriptランタイムの最新のメジャーリリースとなる「Node.js 18」を公開した。
Node.js 18は2021年10月に公開されたバージョン17に続く最新版。Currentリリースとして今後6ヶ月サポートされ、10月に長期サポートのLTSとなる。LTSになると、”Hydrogen”として2025年4月までサポートされる。
V8 JavaScriptエンジンがバージョン10.1となり、findLast()、findLastIndex()などの配列メソッド、Intl.Locale APIの強化などが利用できるようになった。フェッチのためのAPI(実験扱い)が、デフォルトで利用できるようになった。undici-fetchをベースとしていたnode-fetchに着想を受けたもので、HTTP/1.1クライアントのundiciに基づく。Web Streams API実装も実験扱いとして加わった。これにより、ReadableStream、ReadableStreamDefaultReader、ReadableStreamBYOBReaderなどのAPIもグローバルに利用できるようになった。
テストランナーモジュールが実験的に加わった。TAPフォーマットで結果を返すJavaScriptのテストの生成を容易にできるモジュールとなる。セキュリティではOpenSSL 3.0のサポートを強化した。
Node.js 18はプロジェクトのWebサイトより入手できる。Node.jsは現在、Linux Foundation傘下のOpenJS Foundationを母体とする。
Node.js
https://nodejs.org/