セキュリティ修正が中心の「Debian 11.3」が公開

 The Debian Projectは3月26日、GNU/Linuxディストリビューションの最新安定版「Debian 11.3」の公開を発表した。

 Debian 11.3は、2021年8月に公開されたDebian 11 (コードネーム”Bullseye”)の3回目のポイントリリース。主にセキュリティ上の修正が中心となる。  Apache Log4jの脆弱性を修正した。Linuxは5.10系の最新版5.10.106-rt64となった。

 脆弱性ではこのほか、glibc、gtk+3.0、xterm、zziplibなど多数のパッケージで修正されている。インストーラーも更新された。一方で、angular-maven-pluginとminify-maven-pluginは削除された。

 開発チームは同日、10系(コードネーム”buster”)についても12回目のポイントリリースとなる「Debian 10.12」を公開している。

The Debian project
https://www.debian.org/