Mozillaが有料サービス「MDN Plus」を正式発表、月額5ドルから
Mozillaは3月24日、有料のサブスクリプションサービス「MDN Plus」を正式に発表した。同日より米国とカナダで提供を開始、月額5ドル(年額50ドル)の「Plus 5」、月額10ドル(年額100ドル)の「Supporter 10」の2種類のプランがあり、「Core」としてお試し版も用意する。
MDN Plusは、Mozillaの開発者向けリソースサイトMDNで新たに導入する有料サービス。パーソナライズされた体験を提供するもので、得られた収益はフリー/オープンなWeb Docsなどに貢献するとしている。3月はじめのMDNのリニューアル時に導入計画を明らかにしていた。
MDN Plusの経緯として、2020年と2021年に6万人のMDNユーザーを対象とした調査から、ユーザーは自分向けにカスタマイズされた形でMDNを利用したいということがわかったと説明している。開発者のニーズを分析した結果、MDN Plusでは、自分がフォローしているページに変更があった際に通知を受けられる「通知」、必要なMDNコンテンツを保存する(よく閲覧するページの自動保存も含む)「コレクション」、Progressive Web Application(PWA)を使ってインターネットに接続されていない状態でもアクセスできる「MDNオフライン」の3機能を導入した。
MDN Plusは米国、カナダで同日提供を開始した後、仏、独、英、マレーシア、シンガポールなどに提供を拡大する。現時点では日本は言及されていない。
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