MozillaがMDNをリニューアル、将来は有料サービス「MDN Plus」も導入へ
Mozillaは3月1日、開発者向けサイト「Mozilla Developer Network(MDN)」のリニューアルを発表した。
MDNはドキュメンテーションなどのリソースを擁する開発者向けのサイト。16年の歴史をもち、Wikiとしてスタートした後、現在のGitHubベースの静的サイトにマイグレーションした。この間、記事の数は4万4000件以上となり、4万5000人以上の貢献者、開発者、デザイナーがアクセスするサイトに成長し、ユーザー体験が課題となっていたという。
2021年半ばからMDNのデザイン一新についての議論を始めた。そこで、ナビゲーションの容易性とユニバーサルなルック&フィールの導入を重要視して、サイトのリニューアルを進めたという。 リニューアルしたホームページはコミュニティとシンプルさにフォーカスし、改善した検索を中心に据えた。同時に、最新の記事、最も読まれている記事も表示した。今後、GitHubのコンテンツリポジトリに最新の貢献者を表示したり、貢献者にスポットを当てる予定だという。
ロゴも一新し、ブランディング専門家が用意した8つの選択肢からコミュニティ投票により選ばれたものを採用した。選ばれたロゴはアンダーバーが入ったもので、コードを書いている途中であることを伝えるデザインとなっている。なお、3日間で1万人以上の投票があったという。
Mozillaは合わせて、「MDN Plus」を導入する計画も明かした。MDN Plusは、MDN体験をカスタマイズしたいというユーザーのフィードバックに基づいたプレミアムサブスクリプションサービスになるとしている。時期や価格などの詳細については明かしていない。
Mozilla
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MDN
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