JSON関数をビルドインした「SQLite 3.38」が公開
軽量リレーショナルデータベースのSQLite開発チームは2月22日、最新安定版となる「SQLite 3.38」を公開した。
SQLiteは軽量、高速、信頼性などの特徴を備えたSQLデータベース。C言語で実装された組み込み型で、クロスプラットフォーム対応、後方互換性のあるファイルフォーマットを備える。携帯端末などに実装できるため、世界で最も利用されているデータベースエンジンという。 SQLite 3.38は2021年11月に公開したバージョン3.37に続く最新版。
バージョン3.9より機能を追加しているJSON関連では、JSON処理を容易にする演算子(the -> and ->> operations)が加わった。MySQL、PostgreSQLとも互換性があるという。JSON関数をビルトインでサポート、これによりコンパイル時のオプションを有効にする必要がなくなった。
日付と時刻では、UNIX時間のunixepoch()を使用できるようになった。auto modifierとjulianday modifierも加わった。 仮想テーブルのインターフェイス、クエリプランナーなども強化した。CLIでも、カラム出力モードなどの強化が加わった。 このほか、細かな強化や不具合の修正が加わった。