「DragonFly 6.2.1」が公開
BSD系ディストリビューション「DragonFly BSD」開発チームは1月9日、最新安定版となる「DragonFly BSD 6.2.1」を公開した。
DragonFly BSDは、FreeBSD 4.8のフォークプロジェクトとして2003年に誕生したBSD系UNIX OSプロジェクト。独自開発の高性能なファイルシステムHAMMER、ユーザープロセスとしてカーネルを走らせることができるバーチャルカーネルなどの特徴を備える。
DragonFly 6.2.1は2021年5月に登場したDragonFly 6系の最初のポイントリリース。なお、バージョン6.2.0はタグのエラーが原因でリリースされていない。 ファイルシステムのHAMMER 2の強化を継続し、既存ボリュームのサイズを変更するgrowfsをサポートした。また、リモートのHAMMER 2ディスクをマウントできるxdiskを実験的に導入した。
NetBSDが主導して開発するNVMMハイパーバイザーをポーティングした。NVMMはハードウェア支援仮想化のためのtype-2ハイパーバイザーとなる。 ドライバーでは、drm/amdgpuドライバーをインポートし、Linux 4.19と同等のサポートを実現した。drm/ttmもアップデートした。 このほかネットワーキング、カーネルなどでも多数の強化が加わった。セキュリティの修正も加わっている。
DragonFly BSD
https://www.dragonflybsd.org