「Ruby on Rails 7」が登場、Node.js不要でJavaScriptバンドル可能に
RubyフレームワークRuby on Railsを創始したDavid Heinemeier Hansson(DDH)氏は12月15日、最新のメジャーリリースとなる「Ruby on Rails 7.0」の公開を発表した。
Ruby on RailsはフルスタックのWebアプリケーションフレームワーク。Model View Controller(MVC)に基づき、”設定より規約”をモットーに高い開発生産性を目指す。
Ruby on Rails 7.0は2019年に公開された6系に続くメジャーリリースとなる。Web開発が抱えるフロントエンドとバックエンドの両方の課題に取り組むフルスタックのアプローチを実現したとという。 最大の特徴は、フロントエンド開発で、デフォルトでNode.js不要の構成となった点。ブラウザ側のES6/ESMのサポート、HTTP/2の普及、論理的な名称を使ってJavaScriptモジュールをブラウザから直接ファイルにインポートできるImportmapにより実現したとしている。npmパッケージやモダンなJavaScriptへのアクセスは損なわないという。
画面遷移ライブラリTurbolinksとRails UJSに代わって、Hotwireがデフォルトとなった。HotwireはTurbo、Stimulusなどで構成され、JSONではなくHTMLを用いることで、JavaScriptを多用せずともモダンなユーザー体験を構築できるという。 密に結合されていたWebpackとWebpackerに代わって、任意のJavaScriptバンドラを疎結合で利用できるようになった。jsbundling-rails統合モジュールを導入、これを利用してesbuild、rollup.js、Webpackなどを使用できるという。CSSバンドラも同様の変更が加わっている。
このほかにも多数の強化が加わっている。Ruby on Rails
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