「Qt Creator 6」が公開
フィンランドThe Qt Companyは12月2日、統合開発環境の最新版となる「Qt Creator 6」を公開した。
Qt CreatorはC++で実装された統合開発環境(IDE)。C++、JavaScript、QMLなどを利用してアプリケーション、ユーザーインターフェイス(UI)を作成できる。Qt Widgets、Qt Designer、Qt Quick Designerなどのツールを含み、コードエディタ、バージョン管理、プロジェクト・ビルド管理などの機能を持つ。
Qt Creator 6.0は8月に公開されたバージョン5に続く最新のメジャーリリース。プレビルドのバイナリがQt 6.2(LTS)ベースとなった。
ビルドツール、clang-tidyなど外部プロセスの起動を切り離し、別のサーバー処理で行うようにした。
テキストエディタでマルチカーソル編集をサポートした。C++コードモデルがLLVM 13にアップデートされ、clangdを用いたC++の編集もフル対応となった(デフォルトでは無効)。
Qt Quick Designerの統合がデフォルトで無効となった。今後Qt Design Studioとのワークフロー統合に向けたステップとしている。 このほか、細かな機能強化も加わっている。
Qt Creator
https://www.qt.io/product/development-tools