「Kotlin 1.6」が公開、Kotlin/Nativeメモリマネージャが導入

 チェコJetBrainは11月16日、オブジェクト指向プログラミング言語の最新版となる「Kotlin 1.6.0」を公開した。

 Kotlinは静的型付けのオブジェクト指向プログラミング言語。Java互換性、安全性などの特徴を備え、Java仮想マシン Webブラウザ、Androidを対象とする。Kotlin 1.6は5月に公開されたバージョン1.5に続く最新安定版。

 新しいKotlin/Nativeメモリマネージャー(実験版)が加わった。マルチプラットフォームプロジェクトで一貫性のある開発者体験を提供する土台となるもので、将来的にスレッド間のオブジェクト共有の制限を取り払うものとしている。Kotlin/NativeではLLVMがバージョン11.1.0となり、依存性も整理した。Xcode13のサポートも加わったほか、任意のホスト上でWindowsターゲットのコンパイルができるようになった。

 when文で全てをカバーしていない場合、シールドされたwhen文が警告を出すようになった。バージョン1.53でプレビュー導入した機能で、これにより独自の関数を入れることなくコードの安全対策を取ることができる。スーパーインターフェイスとしてのsuspend関数型の実装が安定扱いとなった。typeOf()も安定扱いとなった。バージョン1.3.40以来JVMプラットフォームでは実験的APIとして提供されていたもので、Kotlinプラットフォームで利用できるようになった。

 このほか、GradleプラグインKoverの強化など、多数の機能強化や変更が加わっている。

Kotlin
https://kotlinlang.org