Apache HadoopやSparkをパッケージした「Apache Bigtop 3」が登場

 Apache Hadoopなどオープンソースのビックデータ技術をパッケージした「Apache Bigtop」開発チームは10月25日、最新のメジャーリリースとなる「Apache Bigtop 3.0.0」の公開を発表した。6年ぶりのメジャーリリースとなった。

 Apache Bigtopはインフラエンジニア、データサイエンティスト向けに、Apache Hadoop、Apache Sparkなどのオープンソースのビックデータ技術をパッケージし検証、設定したもの。パッケージ形式はRPMおよびDEPで、Hadoopクラスタの管理ができる。クラスタ動作確認のためのスモークテスト、インテグレーションテストができ、provisionerを使って仮想マシンやコンテナでクラスタをローカル環境に構築できる。Debian、Ubuntu、CentOS、Fedora、openSUSEなどのディストリビューションをサポートする。

 2011年にApache Incubatorとなり、2012年にトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格した。

 バージョン3は、2015年に公開されたバージョン1に続くメジャーリリースとなる。Hadoop、Spark、Apache Hiveが3系にアップデートされた。他のコンポーネントも互換性のあるバージョンとなった。

 Fedora 33とUbuntu 20.04をサポートし、x86_64、aarch64、ppc64leもサポートした。

Apache Bigtop
https://bigtop.apache.org