米Intel、自動バグ検出ツール「ControlFlag」をオープンソースとして公開

 米IntelのIntel Labsは10月20日、ソフトウェアのバグを自動検出する「ControlFlag」をオープンソースとして公開したことを発表した。

 ControlFlagは高度な自己教師あり機械学習テクニックを使い、コードの異常を自動検出する。Intel LabsのMachine Programming Research(MPR)チームがソフトウェア開発者の生産性改善を目的に開発した。制御構造を持つ任意のプログラミング言語で使用できる。

 発表は2020年で、すでに運用レベルでのテストも行われている。Intel Labsによると2020年にClient URL(cURL)のバグをControlFlagが検出、cURLチームに報告し、バグが修正された例も紹介したという。その後も、オープンソースソフトウェアリポジトリで複数のバグを検出し、メンテナーが修正した例があると報告している。

 Intel LabsのMPRは2017年に立ち上がり、ControlFlagなどのツールを効果的に活用することで、開発時間を1000倍短縮してきたという。今回、ControlFlagをオープンソースとして公開することで、幅広い開発者コミュニティに提供したいとしている。

 ControlFlagはプロジェクトのページより入手できる。ライセンスはMIT Lincense。

ControlFlag
https://github.com/IntelLabs/control-flag