ついにPythonが王座に、TIOBE人気プログラミング言語

 オランダTIOBE Softwareが発表した最新の人気プログラミング言語ランキング「TIOBE Programmig COmmunity Index」で、Pythonが初の首位を獲得した。同社の20年以上のランキング歴史で、初めでJavaとC以外の首位誕生となる。

 TIOBEはソフトウェアのコードの品質を追跡するソフトウェア品質企業で、毎日10億5600万行のソフトウェアコードをチェックしているという。TIOBE Indexは、プログラミング言語を使用する開発者数、コース数、サードパーティベンダー数、GoogleやWikipediaなどよく使われる検索エンジンなど数値から人気度を割り出した月間のランキング。

 1位はPythonで前回(2021年9月度)3位から2ランク上がった。TIOBE IndexでPythonが首位を獲得するのは初。2020年11月度で初めて2位に食い込んでいた。  TIOBEのCEO、Paul Jansen氏は「学習が容易であり、たくさんのライブラリがあり、あらゆる分野で使われていることが、今日の高い人気につながった」として、TIOBEのあるオランダ出身のGuido van Rossum氏に祝福を寄せている。

 2位は前回1位のC、3位は同2位だったJavaとなった。なお、この2言語はTIOBEが2002年にランキングの作成を開始以来、上位2位を独占してきた。4位から7位までは前回と変わらず、C++、C#、Visual Basic、JavaScriptの順でランクインしている。8位は前回10位から2ランクアップのSQL、9位は同8位からダウンしたPHP、10位は同17位からアップしたAssembly languageとなっている。前回9位だったRは14位、11位だったPerlは19位と順位を下げた。

オランダTIOBE Software
https://www.tiobe.com