「Flatpak 1.12.0」が公開

 Linuxアプリケーションのパッケージフレームワーク「Flatpak」開発チームは10月9日、最新版となる「Flatpak 1.12.0」を公開した。

 FlatpakはLinuxアプリケーションの構築とディストリビューションのためのツール。一貫性のある環境、依存性管理などを特徴とする。独立したパッケージフレームワークなので、1つのアプリケーションを各Linuxディストリビューション向けに公開できる。アプリケーションを集めたFlathubも提供する。Flatpak 1.12は1月に公開したバージョン1.10に続く最新版。

 Steam Flatpakで用いるサブサンドボックスの制御を改善した。ポータルサポートにおけるセキュリティ脆弱性を修正した。アプリケーションがサブサンドボックスを構築するためのseccomp(secure computing mode)ルールを修正し、直近で加わった一部のシステムコールをブロックしないようになった。テスト関連、flatpak fsckでのレポート機能、ルートの親コントロールなどを修正した。 翻訳もアップデートし、ロケールに全ての言語の翻訳をインストールするように異なった。

 このほかにも細かな機能強化や修正が加わっている。

Flatpak
https://flatpak.org