Microsoft、オープンソースプロジェクトにAzureクレジットを付与するプログラム

 米Microsoftは9月28日、オープンソースプロジェクト向けにAzureクレジットを付与する「Azure credits for open source projects」を発表した。

 Azure credits for open source projectsは、MicrosoftのクラウドサービスであるAzureの1年分のクレジットをオープンソースプロジェクトに付与するプログラム。オープンソースプロジェクトはこれを使ってテスト、ビルドなどの開発作業に役立てることができるという。期間は1年で、毎年申請をしなおす必要がある。

 Open Source Initiative(OSI)の承認を受けたライセンスの下で公開していること、プロジェクトが行動規範を敷いていることなどが条件となる。  すでに、「FreeBSD」「Alma Linux」「Haskell」「Snakemate」などのオープンソースプロジェクトがこのプログラムを利用しているという。Microsoftはこのプログラムを展開する理由として、「オープンソースソフトウェアはMicrosoftにおける開発で不可欠なものであり、任意のアプリケーションを任意の言語、任意のプラットフォームで構築するために開発者をエンパワーするという目標に沿うもの」とし、オープンソースコミュニティに還元したいと説明している。

 利用したいプロジェクトは申請フォームに名前、メールアドレス、オープンソースプロジェクト、リポジトリのURL、プロジェクトの行動規範を記したURL、ライセンス、プロジェクトの簡単な説明、申請理由などを記して送る必要がある。3-4週間のレビュー期間を経て付与の可否を判断するとしている。

Azure credits for open source projects
https://opensource.microsoft.com/azure-credits