米MSのLinuxディストリビューション「CBL-Mariner Linux」、最新版ではISO提供

 米Microsoftは9月9日、自社が開発するLinuxディストリビューション「CBL-Mariner Linux」の最新版となるAugust 2021 Updateを公開した。

 CBL-MarinerはMicrosoftが社内向けに開発したLinuxディストリビューション。7月に、Azureサービス及びエッジアプライアンス向けのプラットフォームとして外部に公開した。RPM Package Managerシステムを活用しており、脆弱性に対してパッケージベースまたはイメージベースでアップデートできる。軽量で、コンテナまたはコンテナのホストとして実装できる。ライセンスはMIT License。 月次のアップデートを行なっており、August 2021 Updateは8月前半に公開したJuly 2021 Updateに続くものとなる。

 Linuxカーネルが長期サポート版(LTS)の5.10.60.1にアップグレードされ、脆弱性を修正した。コミュニティベースのサポートではあるが、x86_64向けISOイメージの提供が始まった。また、OpenSSLでTLS 1/1.1のサポートが加わった。Open vSwitchが2.15.1となり、 Tini、Fipscheck、Cockpitなどのパッケージが新たに加わった。  このほか、細かな機能強化が加わっている。

CBL-Mariner
https://github.com/microsoft/CBL-Mariner