データ圧縮ツール「GNU gzip-1.11」が公開
データ圧縮ツールGNU Gzip開発チームは9月3日、最新版となる「gzip-1.11」を公開した。
GNU Gzipはcompressの置き換えとして作成されたデータ圧縮プログラム。compressが用いるLZWアルゴリズムでは特許技術が含まれていることから、開発がスタートした。gzipの圧縮比の方が優れるとしている。gzip-1.11は、2018年末に公開された「gzip-1.10」に続く最新版。5人の開発者から合計43件のコミットがあった。
gnulibが新しくなり、.gitignoreも新しくなった。IBM Zサポートを強化し、ハードウェアアクセラレーションDEFLATE実装を導入し、データ破損問題を修正した。このほか、ドキュメンテーション、テストなどで細かな強化が加わっている。
GNU gzip
http://www.gnu.org/software/gzip/