「Coreboot 4.14」が公開、Google Chromebookのサポート拡大

 オープンソースのファームウェアCoreboot開発チームは5月10日、最新版となる「Coreboot 4.14」を公開した。

 Corebootはx86とARM向けのオープンソースのファームウェア。高速、安全、柔軟性を特徴とし、最小限の機能を提供する。ユーザーインターフェイスやファイルシステムドライバなどはpayloadが受け持つという構造をとる。Coreboot 4.14は、2020年11月に公開されたバージョン4.13に続く最新版。その間、215人の開発者より合計3660件のコミットがあったという。

 新しいマザーボードとして、Google Chroombookで採用されている複数のマザーボード、AMD Bilby、AMD Majolica、Intel Alderlake、Purism Librem 14など多数が加わった。AMD SoCクリーンアップとCezanne APUの初期サポートが加わった。Intel Xeon Scalable Processor(Xeon-SP)ファミリのサポートを拡充、SkyLake-SP(SKX-SP)とCooperLake-SP(CPX-SP)をサポートした。

 このほか、CBFSステージファイルフォーマットの変更なども加わっている。

Coreboot
https://www.coreboot.org/