「GNU Emacs 27.2」公開
GNU Emacs開発チームは3月25日、テキストエディタの最新版となる「GNU Emacs 27.2」を公開した。
GNU Emacsはフリーのテキストエディタ。Lisp言語の方言であるEmacs Lispを中核とし、拡張性に優れる。シンタックスハイライト、Unicodeサポート、デバッガーとのインターフェイス、プロジェクトプランナーなどの機能を備える。GNU/Linux、BSD系、Windows、macOSで利用できる。Emacs 27.2は、2020年8月に公開したバージョン27系の最新安定版となる。新機能はなく、バグの修正が中心となる。
Lispでは、resize-mini-framesユーザーオプションの振る舞いを変更し、non-nil値に設定時は、行頭または行末の空白文字をスキップする新しい関数のfit-mini-frame-to-bufferを使ってミニフレームのサイズ変更を行うようになった。Trampモードで、tramp-completion-reread-directory-timeoutが非推奨となった。
Emacs 27.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。