「NomadBSD 1.4」が公開
FreeBSD系ディストリビューション「NomadBSD」の開発チームは3月3日、最新版となる「NomadBSD 1.4」を公開した。
NomadBSDはFreeBSDベースのディストリビューションで、USBフラッシュドライブ向けの永続的ライブシステムとして開発されている。BIOSとUEFIによる起動が可能で、自動のハードウェア検出と設定などの機能を持つ。正式版は2018年2月に初公開された。NomadBSD 1.4は、2019年12月に公開されたバージョン1.3に続く最新版。FreeBSDはFreeBSD 12.2-p4をベースとした。
インストーラーを改善し、UEFIでのブートで発生していた問題を修正した。Linux Chrome、Brave、Vivaldiブラウザを容易にインストールできるGUIも加わった。Netflix、Amazon Prime Video、Spotifyなどのストリーミングサービスも利用できる。グラフィックドライバの自動検出についても、メニューを削除したり、いいグラフィックドライバが見つからない場合はやVESAまたはSCFBを使うようになった。タッチパッドのサポートも改善した。また、WiFiネットワークマネージャがwifimgrからNetworkMgrになった。
NomadBSD 1.4はプロジェクトのWebサイトより入手できる。5GB以上のUSBフラッシュドライブが必要。32ビットと64ビットに対応しており、1.2GHz動作のCPUと1GBのRAMが適当としている。
NomadBSD
https://nomadbsd.org