最新開発版「Wine 6.2」が公開

 WindowsアプリケーションをUNIX系OSの上で実行するための互換レイヤー「Wine」の開発チームは2月12日、最新開発版「Wine 6.2」公開を発表した。

 Wine(Wine is Not an Emulator)はMac OS X、Linux、BSD系OS、SolarisなどでWindowsアプリケーションを動かすためのAPI集。Wine 6.2は1月に公開されたWine 6系の最新の開発版となる。

 Wine-monoエンジンが、DirectXのサポートが加わったバージョン6.0にアップデートされた。NtDebugActiveProcess() 、NtRemoveProcessDebug()など、NTDLLデバッガーAPIを実装した。WIDL(Wine Interface Definition Language)で、WinRTフラグの属性パーシングなど、WinRTのサポートを強化した。MacでのXbox Oneコントローラーの不具合を修正した。これらを含め、合計で51のバグが修正されている。

 Wine 6.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Wine
https://www.winehq.org/