「Debian 10.8」が公開
The Debian Projectは2月6日、Linuxディストリビューションの最新版となる「Debian 10.8」の公開を発表した。セキュリティ問題の修正が中心のポイントリリースとなる。
Debian 10は”Buster”コード名を持ち、2019年7月に初版が公開された。Debian 10.8は、2020年12月に公開されたバージョン10.7に続く最新版。セキュリティ問題の修正が中心となり、CVE-2020-6097と識別されるatftpdデーモンにあるDDoS攻撃につながる脆弱性、CVE-2020-35701と識別されるcactiにおけるSQLインジェクション問題など、Wiresharkでのメモリリークと無限ループの問題など、合計で45件のセキュリティ修正が施されている。
ビルドスクリプトを改善、これまで以上に並列でリリースイメージを構築するようになった。このほか、タイムゾーンデータ、Nvidiaのグラフィックスドライバなどもアップデートした。
Debian 10.8はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
Debian
https://www.debian.org