F2FSをサポートした「GNU Parted 3.4」が公開

 パーティションツール「GNU Parted」の開発チームは1月28日、「GNU Parted 3.4」公開を発表した。F2FSのサポートを実現するなどの機能強化が加わっている。

 GNU Partedはパーティションテーブルを操作するパーティションエディタ。新しいOSにスペースを作成したり、ディスクの使用領域を再構成したり、ハードディスクにデータを複製するなどのことができる。GNU Projectのプロジェクトで、libpartedライブラリ、コマンドラインフロントエンドのpartedなどで構成される。GNU Parted 3.4は、2011年に登場した3系の最新版。

 F2FS(Flash-Friendly File System)のサポートを実現した。PedFileSystem APIを使ってF2FS形式のファイルを操作できる。ChromeOS Kernelパーティションフラグが加わった。GPTオンリーのパーティションフラグで、Chrome OSマシンで使用できる。Linux Boot Loader Specificationの/bootパーティションに新しいパーティションフラグbls_bootが加わった。msdosパーティションタイプを0xEAに、GUIDをbc13c2ff-59e6-4262-a352-b275fd6f7172に設定する。

 不具合の修正により、s390でvirtioアタッチのDASDヒューリスティックが再び有効になった。このほかにも多数の細かな修正が加わっている。

GNU Parted
http://www.gnu.org/software/parted/